技術革新と研究開発で変わり続ける
産業の構造変化や技術革新は、とどまることがありません。弊社が製作するダイカスト金型、セラミックスやガラス等の脆性材料の特殊加工にしても、3Dや全自動マシンを駆使した現代の加工技術は高度に進化しています。ものづくりやその技術は、いかに優れたものであっても、そのまま残り続けることは難しく、常に時代のニーズに呼応するものを提供できるかどうかが存続・発展の鍵です。
弊社は間もなく創業60周年を迎えます。これまでにはさまざまな転換点がありましたが、常に目指してきたのは、お客様のご要望を叶えるより良い品質の追求と、それを実現するための新技術への挑戦でした。また、自動車関連にとらわれず、セラミックスやガラスによる半導体関連など新規分野の事業にも地道に取り組んできました。「会社の寿命は30年」とも言われる中、ものづくり企業として今日在るのは、皆様のお引き立てと、日々仕事に励んでくれる従業員たちの支えと、彼らがともに良いものを作ろうと挑戦し続けてくれている成果だと思っています。本当に感謝に堪えません。
人は企業の宝、未来を切り拓く鍵は人間力にあり
AIやロボットが当たり前の存在になりつつある現代、ものづくりの進化はさらに加速するでしょう。デジタル化によってヴァーチャルな世界が拡充していくのかもしれませんが、生身の人が生活して活動するためには、やはりものは必要で、ものづくりも、それを担う私たちの仕事も無くなることはないはずです。だからこそ、何をどう使い、どう役立てるのかという人間の知恵や工夫が、より重要になってくるのではないでしょうか。
金型製作をはじめ、セラミックスやガラスの加工を続けてきた弊社には、先端の機器や技術とともに、それを生かして新しいものを作り出していく素晴らしい人間力があります。その力がある限り、次の30年も、その先の未来も、弊社はものづくりで社会に貢献していけると信じています。